東京ディズニーリゾートのアトラクション、どれも魅力的でいつ行っても飽きないですよね!
でも問題なのが、「待ち時間」ですよね。
各アトラクションのQラインでは、待ち時間を退屈にさせない工夫はされているもののあまり待ちたくないのが正直な気持ちです。
▼Qラインの意味を知らない方はこちらで確認!
そこで、一部のアトラクションにある「プライオリティ・アクセス・エントランス」から入場すると待ち時間を大幅に削減できるのをご存知でしょうか?
今回は、プライオリティ・アクセス・エントランスから入場できる「マルチエクスペリエンス」について紹介していきます。
簡単に手に入れることができませんが、ある条件を満たせば手に入れることができます。
その条件とは何なのかを紹介していきますね。
マルチエクスペリエンスとは?
そもそもマルチエクスペリエンスとは何でしょうか?
マルチエクスペリエンス(multi experience)を直訳すると「多くの体験」です。
つまり、マルチエクスペリエンスを持っているだけで「より多くの体験ができますよ」という意味です。
東京ディズニーリゾートにおけるマルチエクスペリエンスは、アトラクションの優先案内ができる権利のことを意味します。
つまり、多くのアトラクションが楽しめるよということです。
そのマルチエクスペリエンスですが、5種類ありそれぞれ意味と使い方が異なります。
順番に見ていきましょう。
マルチエクスペリエンス【紫】
マルチエクスペリエンス【紫】は、次回来園時に対象のアトラクションを優先的に利用できるデジタルチケットです。
使用は1枚につき1回までです。
東京ディズニーランドまたは東京ディズニーシー両パークのアトラクションが対象で、有効期限は配布された日から2年間です。
2年の猶予があれば遠方のゲストの方でも無駄にすることはないでしょう。
本当はその当日に使えるのがベストなのですが、優先案内できる対象アトラクションが広いことからこの紫のマルチエクスペリエンスの方がランクは上です。
ただし、東京ディズニーシー・ファンタジースプリングスのアトラクションは利用できません。
もらえたら友だちに自慢するのも良いでしょう。
マルチエクスペリエンス【赤】
マルチエクスペリエンス【赤】は、当日中に対象アトラクションを優先的に利用できるデジタルチケットです。
こちらも使用は1枚につき1回です。
使用または当日中に消費しなかった場合は自動的に消滅します。
ただし、赤のマルチエクスペリエンスは利用できるアトラクションが限定的ですべてのアトラクションが対象ではないので注意してください。
対象のアトラクションは、アプリで確認できるので確認してくださいね。
マルチエクスペリエンス【青】
マルチエクスペリエンス【青】は、発行翌日から2年間に対象アトラクションを優先的に利用できるデジタルチケットです。
こちらも使用は1枚につき1回で、使用または当日中に消費しなかった場合は自動的に消滅します。
東京ディズニーランドまたは東京ディズニーシー両パークのアトラクションが対象で、有効期限は配布された日から2年間です。
こちらは東京ディズニーシーのファンタジースプリングスのアトラクションも対象なので、所持しているだけでファンタジースプリングス内への入場が可能になります。(1人1枚)
こちらは2024年5月から導入されました。
紫のマルチエクスペリエンスよりがランクが高いです。
マルチエクスペリエンス【オレンジ】
マルチエクスペリエンス【オレンジ】は、当日中に対象アトラクションを優先的に利用できるデジタルチケットです。
使用は1枚につき1回で、使用または当日中に消費しなかった場合は自動的に消滅します。
こちらは東京ディズニーシー・ファンタジースプリングス内のアトラクションで、ディズニー・プレミアアクセスを購入した際、運営中止で利用できなかった場合に発行されます。
ディズニー・プレミアアクセスの購入代金を返金した上で付与していただけるのでとてもラッキーな気持ちになれますね!
プライオリティ・アクセス・エントランスを持つ東京ディズニーリゾートすべてのアトラクションが対象なので待ち時間が長めのアトラクションで使うと優越感に浸れます!
マルチエクスペリエンス【ピンク】
マルチエクスペリエンス【ピンク】は、当日中に指定されたアトラクションを優先的に利用できるデジタルチケットです。
使用は1枚につき1回で、使用または当日中に消費しなかった場合は自動的に消滅します。
こちらは原則対象アトラクションが1つに指定されています。
例えば、ビッグサンダー・マウンテンに並んでいる時にシステム調整に入りアトラクションが利用出来ない状態となった場合、マルチエクスペリエンス【ピンク】が発行された場合、ビッグサンダー・マウンテンしか利用できません。
ただし、そのアトラクションの復旧見込みがない場合は他のアトラクションに代替できます。
対象のアトラクションは限られてしまうので、マルチエクスペリエンスの中での価値は一番低いですがもらえないよりは全然マシなのでもらっておくと良いでしょう!
マルチエクスペリエンスはどこでもらえる?
マルチエクスペリエンスは、アトラクションの優先案内ができるチケットなのでとても魅力的ですよね。
しかし、販売されているものではなくある条件を満たせば、配布されます。
その条件とはどういうものか一つずつ見ていきましょう。
プライオリティパス利用時間に運営中止
入園後、多くのゲストは優先的にアトラクションを利用したいためにプライオリティパスを取得します。
▼プライオリティパスについてはこちら!
しかし、そのプライオリティパス対象時間中にアトラクションが運営を中止してしまった場合、利用できなくなります。
その時の代替措置としてプライオリティパスがマルチエクスペリエンスに変化します。
現場のキャストさんが復旧が不可と判断した場合、利用開始時間前であってもマルチエクスペリエンスに変わります。
アトラクション利用中に運営中止
アトラクションでは、安全を第一に運行されているため、キャストさんが危険と判断した場合や安全装置が作動した場合、緊急停止する場合があります。
その後、原因を突き止めて運転を再開するというのが流れですが、ごく稀に復旧作業に多大な時間がかかる場合があります。
万が一、ライド中に緊急停止してすぐに復旧しなかった場合は、ゲストはキャストさんの案内のもと徒歩でアトラクションルートを通って退出する形になります。
その退出時にマルチエクスペリエンスを発行してもらえます。
上記のYouTubeは、東京ディズニーシーのアトラクション「海底2万マイル」で復旧できなかったため歩いて退出している様子です。(アトラクションの裏側が見えてしまうので視聴にはご注意ください)
この動画の7分50分から、優先入場整理券(現在のマルチエクスペリエンス)が発行している様子が伺えます。
私たちが普段見れないアトラクションが見れて、マルチエクスペリエンスまで発行してくれるのはとても貴重な体験な上にサービスが素晴らしいですね。
おそらく運営側が「また落ち着いたら利用してね!」という配慮なのかもしれません。
もちろんアトラクションに並んでいる途中で、運営が中止になってしまった場合においてもマルチエクスペリエンスが発行されるので安心してくださいね!
ガイドツアー利用時のショー・パレード中止
東京ディズニーリゾートでは、キャストさんがパーク内を歩きながらパークの歴史やアトラクションのストーリーやエピソードを紹介してくれる「ガイドツアー」(有料)のサービスがあります。
より深くディズニーについて知りたい方や初心者の方もおすすめのプランですが、ガイドツアーにはショーやパレードが鑑賞できるガイドツアー専用席・エリアが付帯しているものがあります。
そのショーやパレードが、何らかの影響で公演が中止になった場合、マルチエクスペリエンスが発行されます。
ショーやパレードが中止になるのを狙ってガイドツアーに申し込む猛者もいるほどなので、マルチエクスペリエンスは貴重な価値があるのかもしれませんね。
マルチエクスペリエンスの使い方
マルチエクスペリエンスの使い方はとても簡単です。
前章で紹介した条件を満たすと、東京ディズニーリゾート公式アプリの「プラン」にマルチエクスペリエンスが加わります。
マルチエクスペリエンスをタップすると、有効期間内であれば二次元コードが表示されるので対象アトラクションの入口(プライオリティ・アクセス・エントランスを使用)の読み取り機にかざします。
認証が成功するとそのまま入場できます。
プライオリティ・アクセス・エントランスがないアトラクションでマルチエクスペリエンスを使用する場合は、入口のキャストさんに渡すまたは提示すると列の先頭まで案内してくれます。
マルチエクスペリエンスに関するよくある質問
最後にマルチエクスペリエンスに関するよくある質問をまとめました。
- マルチエクスペリエンスは他人に譲渡できる?
-
譲渡はできませんが、グループを作成することでグループ内で共有することができます。
一緒に来園するゲストと共有することで、各自で端末を認証させる必要がないので時短になります。
- キャラクターグリーティングには使用できる?
-
いいえ。東京ディズニーリゾート内の対象アトラクションに限ります。
券種によっては対象アトラクションも限定的になっている可能性があるので、取得した際はどのアトラクションがつかえるか確認しておきましょう。
- 前回と別の人と来園した場合、同行者も一緒に使える?
-
いいえ。マルチエクスペリエンスは1枚につき使えるのは1人のみです。
- ディズニー・プレミアアクセス(アトラクション版)を購入して、アトラクションの運営が中止になった。マルチエクスペリエンスに変わる?
-
いいえ。ディズニー・プレミアアクセスを購入してアトラクションが利用できない状態になった場合、自動的に返金されます。
アトラクション版のディズニー・プレミアアクセスを購入していて、運営中止になった場合はマルチエクスペリエンスは発行されず、その場で返金になります。
まとめ
いかがでしたか。
今回は東京ディズニーリゾートの「マルチエクスペリエンス」について紹介しました。
マルチエクスペリエンスは、対象のアトラクションを優先的に利用できる特別なチケットで5種類あります。
それぞれまとめたものが以下のとおりです。
色 | 有効期限 | 対象アトラクション |
---|---|---|
青 | 発行翌日から2年間 | すべて |
紫 | ファンタジースプリングス内を除くすべて | |
オレンジ | 発行当日 | すべて |
赤 | 人気アトラクション以外すべて | |
ピンク | 1施設 |
赤はすべてのアトラクションが利用できるとは限らず、使用可能なアトラクションが絞られている場合がほとんどです。
あまり待たないアトラクション(シンドバッド・ストーリーブック・ヴォヤッジなど)が運営中止になって、人気アトラクション(ソアリン:ファンタスティック・フライト)が利用できてしまうと少し不公平な感じがしますよね。
このために対象アトラクションが決められているものだと思われます。
マルチエクスペリエンスは、以下のいずれかを満たすと発行されます。
- プライオリティパス利用可能時間にアトラクションが運営中止
- アトラクション利用中(並んでいる時含む)に運営中止
- 対象アトラクションのディズニー・プレミアアクセスを購入したが運営中止(返金)
- ガイドツアー利用時のショー・パレード中止
アトラクション利用中以外であれば、現地に行かなくてもアプリに自動的にマルチエクスペリエンスが発行されます。
アトラクション利用中の場合は、現地のキャストの指示に従って行動してください。
有効期間内のマルチエクスペリエンスは、対象アトラクション入口の二次元コード読み取り機または現地のキャストさんに提示すれば優先的に案内してもらえます。
狙って取得することができないものなので、もらえたら友だちや家族に自慢できるでしょう。
▼どのアトラクションが使えるかを確認して人気アトラクションを利用するとお得感が増しますよ!
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