蒸気船マークトウェイン号を徹底解説！名前の由来や豆知識もご紹介

東京ディズニーランドでひときわ目立つ大きな白い船。

これがアメリカ河を周遊するアトラクション「蒸気船マークトウェイン号」です。

今回は、このマークトウェイン号について解説していきます。

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蒸気船マークトウェイン号とは？

蒸気船マークトウェイン号は、1983年4月15日にオープンした東京ディズニーランドのアトラクションです。

東京ディズニーランドの開園と同時にオープンした歴史長いアトラクションです。

場所（のりば）は、ウエスタンランドにあります。

どんなアトラクション？

優雅な蒸気船に乗って、アメリカ河を一周できます。

航行中は景色と共に、船長のランドルフ・ノックスと一等航海士のジェイコブ・ブラッグスの会話を楽しむことができます。

1度に475名の乗船が可能なため、パークが混雑している時でも比較的少ない待ち時間で乗れるアトラクションのひとつです。

船は4階建てで、1階はメインデッキ、2階はプロムナードデッキ、3階はテキサスデッキと呼ばれています。
1階から3階までは、運行中でも自由に行き来することが可能です。

バリアフリー

蒸気船マークトウェイン号はベビーカーや車いすのままでの乗船が可能なので、小さなお子様からご年配の方まで幅広い世代の方々が楽しめます。

ただし、ベビーカーや車いすでの利用は1階のみとなっているのでご注意ください。

歩き回って色々なところを見て楽しみたいお子様は、船着き場の前にあるベビーカー置き場にべビーカーを置いて楽しんだ方が良いかと思います。

楽しみ方

船内の1階にはイスがあり、3階には客室にソファがあるので、疲れたときに休憩がてら乗船するのも良いですよ。

ちなみにアトラクションの前にもベンチがたくさんあるので、船を眺めながら休憩するのもオススメです。

夜には船がライトアップされ、昼とは違った雰囲気が楽しめますよ。

開園〜閉園ピッタリには運行していないのでご注意下さい。

待ち時間

蒸気船マークトウェイン号の平均待ち時間は10分です。

アトラクション待ち時間軽減サービス（ディズニー・プレミアアクセスやプライオリティパス）は対象外です。

利用をするには列に並ぶしか方法はありません。

所要時間:約12分
一隻あたりの定員:475名
運行時間：10:00〜19:25

一隻あたり475名も乗れるので、船が到着したら必ず乗れます。

利用制限はなく、小さいお子様連れの方や妊娠中の方、高齢の方でも安心して楽しめます。

マークトウェイン号の船体と前進する仕組み

蒸気船マークトウェイン号は全長は約34m、重さは約140トンです。

これは1850年代の外輪船を8分の5程度にスケールダウンしたサイズです。

外輪船とは、船尾についた水車型の外輪を回すことで前進する船のことです。

マークトウェイン号では、この外輪を蒸気によって回転させて前進しています。

1階の船尾側には外輪を回すためのエンジンが左右に2つあり、3階からは2つの煙突から蒸気が出る様子を見ることができますよ。

また、船底は平らになっているため、浅瀬でも運行しやすく船体も約50㎝程度しか沈まないそうです。

アメリカ河のモデルとなっているミシシッピ川でもこの平底の外輪船が多く活躍していたそうなので、まさにアメリカの西部開拓時代を再現したアトラクションと言えるでしょう。

船の待合所にはマークトウェイン号の模型があり、しっかり平底になっていることがわかります。

マークトウェイン号から見える景色や動物

蒸気船マークトウェイン号からは出発してすぐ、進行方向にはトムソーヤ島のいかだ乗り場、後ろにはビッグサンダー・マウンテンが見えてきます。

この時後ろを見てみると、遠くの方にホーンテッドマンションも少しだけ見えますよ。

少し進むとキャンプ・ウッドチャック・キッチンのテラスや、ドナルドとデイジーのグリーティングをする場所が見えてきます。

▼TDLのグリーティング施設一覧はこちら！

そしてウエスタンリバー鉄道の近くを通るので、タイミングがよければゲスト同士で手を振ったりもできます。

その後は、だんだんと古き良きアメリカの世界に吸い込まれていくようにエルクの群れが居るなど、自然豊かな雰囲気になってきました。

ネイティブアメリカンの集落もあり、当時の生活を垣間見ることができます。

他にはプレーリードッグや鷹、カラス、鹿などさまざまな動物が見られるので、探してみると面白いですよ。

次第に現代に帰ってきたかのようにクリッターカントリーのカヌー発着所が見えてきて、ウエスタンリバー鉄道やスプラッシュ・マウンテンも見えてきます。

発着所に着く頃には遠くにシンデレラ城も見え、アメリカ河一周の旅は終わりを迎えます。

マークトウェイン号の豆知識

ここであまり知られていない蒸気船マークトウェイン号の豆知識を紹介します。

4階の操縦室に入れた頃があった

蒸気船マークトウェイン号の操舵室は、マーク・トウェイン号の船長であるランドルフ・ノックス氏がいる場所です。

現在、ゲストが入ることはできませんが、昔は入ることができました。

乗船前の待合所でキャストに「操舵室に入りたい」と言うと、出航して間もなく操舵室へ案内してくれました。

1回の航海につき一組限定です。

操舵室に入室すると、舵輪の操作をさせてくれたり自由に記念撮影をすることができ、入室した全ての人に「乗船証明書」を配布していたそうです。

ところが、2005年頃になるとネット人口が増えてきて、この情報が多くの人の目に留まるようになりました。

すると、操舵室へ入室するのに3時間待ちのような状態になってしまい、このサービスは2005年冬頃には終了してしまいました。

ところが、2019年7月1日に新菱冷熱工業がスポンサーに就任したことを記念して、期間限定でプチイベントが開催されていたこともありました。

キャストに声をかけられたゲストはクイズに挑戦し、その答えを船に乗っている間に探します。

下船時にキャストに答えを伝えて正解すると「操舵証明書」を貰えました。

操舵室に入ることはできなかったようですが、証明書を貰えるだけでも懐かしい気持ちになれます。

いつかまたこのようなイベントが開催されると良いですね。

蒸気船マークトウェイン号は船籍登録されている

マークトウェイン号は2章で紹介した通り全長約34m、重さ約140トンあるので、大型船に該当します。

そのため、船舶の所有について定められた船舶法に基づいて、正式な船舶として千葉県浦安市に船籍登録されています。

登録名は「マークトゥエイン浦安」。

つまりマークトウェイン号は、法的に歴とした「旅客船」なのです。

よく見ると船頭に「マークトウェイン」の表記があったり、船籍証明が船内に掲示されているので、ぜひ探してみてくださいね。

発着場以外の船着場がある

運行中「キャプテン！右舷に開拓者の小屋が燃えています！」というジェイコブの言葉を皮切りに、しばらくランドルフとジェイコブの会話が続きます。

さらに小屋からはパチパチと炎が燃える音がするので、ゲストは必然的に進行方向右側にある小屋の方に注目することになります。

このとき、左側は河幅がかなり広くなっていて、進行コースとは別の船着場がほんの少しだけ見えます。

これがマークトウェイン号を格納するための船着場です。

さらに、この分岐点の近くには、茂みの中に信号機が隠されていますよ。

ただ、どちらも意識して見ないとわかりづらく、上手にカモフラージュされています。

見つけてみたい！という方は、左側をしっかり注視して探して見て下さいね。

マークトウェイン号の別名

マークトウェイン号はその優美な見た目から「水上の宮殿」とも呼ばれているのは有名ですが、実はそれ以外にも呼び名が存在します。

それは、「水上のウェディングケーキ」です。

船全体が真っ白で装飾が施されたその姿は、まさにウェディングケーキ！

日中の見た目も素敵ですが、日が暮れてからはイルミネーションによってさらにデコレーションされたように見えるので、ウェディングケーキという呼び名にも納得です。

ちなみにネイティブアメリカンからは、煙突から煙を噴き上げる姿から「火のカヌー」と呼ばれていたそうですよ。

まとめ

マークトウェイン号は、幅広い年代の方が乗ることができるので、家族みんなで楽しめる素敵なアトラクションです。

季節によっても様々な情景を楽しめますし、船内の放送を聞きながら船内で過ごすのもとても面白いです。

昼と夜でもまったく違う雰囲気で、夜はとてもロマンチックになります。

パークに行った際には、ぜひマークトウェイン号に乗ってみて下さいね。