東京ディズニーランドにある楽しいアトラクションである「ロジャーラビットのカートゥーンスピン」。
映画「ロジャーラビット」をモチーフにしたライド型屋内アトラクションです。
パークのエントランスから奥深く入った場所にあるため、アトラクションの存在を知らない人もいます。
(私が初回来園で気づけませんでした笑)
このアトラクションは、キャブに乗ってトゥーンタウンの裏路地や夜の街をドライブします。
しかしそこには、悪巧みしているイタチたちがいたりと・・・。
ロジャーラビットのカートゥーンスピンについてストーリーを交えてどんなアトラクションかを紹介していきますね!
ロジャーラビットのカートゥーンスピンとは?
ロジャーラビットのカートゥーンスピンとは、東京ディズニーランドにあるアトラクションで1996年4月15日にトゥーンタウンの開業とともにオープンしました。
ライドタイプのアトラクションで、ハンドルを動かしてキャブを回転させることができます。
場所はトゥーンタウンの奥にあります。
概要
なんとこのアトラクションは、現在に至るまでカリフォルニア州にあるディズニーランド・リゾートと東京ディズニーランドの2箇所にしかありません。
意外にもレアなアトラクションです。
身長制限はありませんが、7歳未満のゲストは保護者の同伴が必要です。
スピード感があり暗闇を進み大きな音がするため、おすわりができない赤ちゃんの利用は避けたほうが良さそうです。
アトラクション待ち時間軽減サービス(ディズニー・プレミアアクセスやプライオリティパス)は対象外です。
余談ですがこのアトラクション、Qラインが非常に長く目の前が乗り場であっても遠回りさせられるんですよね。
▼Qラインの詳細はこちら!
平均待ち時間は20〜30分と全アトラクションの中でも短めです。
(屋内アトラクションなので雨の日は少しだけ伸びる傾向があります)
なお、閑散期は開園から1時間ほど遅れて開くこともあるので、公式アプリ等で事前に確認しておきましょう。
ストーリー
このアトラクションは、映画「ロジャーラビット」をモチーフに作られています。
アトラクションでも、ストーリー性があります。
どんなストーリーなのかを見てみましょう。
☆ゲストのみなさんの役割はキャブに乗り込んで、ロジャーラビットを助けるべく、悪党のイタチを追跡することです。
キャブはハンドルを自由に操作して、クルクル回ったり自由に動かすことができます。
追跡しつつ思い思いにドライブを楽しみましょう。
陽気で人を笑わせることが大好きなうさぎのトゥーン「ロジャーラビット」。
その奥さんである「ジェシカ・ラビット」がある時誘拐されてしまいます。
実はイタチの目的は、「トゥーンタウンの破壊」でした。
それを阻止しようと試みるロジャーを殺してしまおうと企てたのです。
そのためにジェシカを誘拐し、ロジャーを誘き寄せる作戦に出ています。
イタチたちは「ディップ」という気味の悪い緑色の液体を使って、ロジャーに襲い掛かります。
ゲストのみなさん、巧妙な運転でロジャーを助けてください!
アトラクション入り口の上にいるイエローキャブは、ロジャーの相棒の「ベニー」なのですね。
「早く!出発するよ!」と言っているような笑顔でお出迎えしてくれています。
楽しみ方
このアトラクションは、混んでいても空いていても乗り場に辿り着くまでの道のり(Qライン)がかなり長いと紹介しましたが、それは様々なストーリーが描かれているからなのです。
もし待ち時間が短くても、素通りできないほどの魅惑の通路。
ここではその通路を始めとして、楽しみ方をご紹介します。
入り口にあるドアを突き破るロジャーラビット
入り口にあるドアには、キャブ「ベニー」に乗っているロジャーの形をした大きな穴があります。
実はこれ、物語の大きな鍵を握っているのです。
道の途中でイタチたちに邪魔をされ、猛毒な液体「ディップ」を撒かれてしまい、ブレーキが効かなくなりレストランやビルの屋上に突っ込んでしまいます。
この突き破った壁の前にはブレーキ痕が残されていることから、暴走したベニーとロジャーはようやくここで止まることができたのではないでしょうか。
また、ディップを撒かれた部分ではキャブがスピンしてしまい、ハンドルも効かなくなります。
不思議なインスタント穴
インスタント穴とは、何もない壁にいきなり現れる通り抜けられるような穴のことです。
壁にミラーを設置し壁面を映すことで、奥にも空間が繋がっているように見せるトリックです。
ロジャーは、イタチたちに追われて逃げ場を失い、壁にインスタント穴を取り付けて脱出を図ったのです。
入り口のドアで暴走したベニーがようやく止まったけど逃げ場がないロジャーが、暗いトゥーンタウンの中に彷徨い、ここにインスタント穴を貼り付けたと考えると、どうでしょう。
物語が繋がってきますね。
不気味な緑色の液体は・・・
道の途中で現れるのは、奇妙な緑色の液体を製造する機械。
これは、ロジャーを殺すべくイタチたちが作っている、「ディップ」なのです。
近くには、ディップの製造方法まで書かれています。
このディップは不死身のトゥーンの姿さえも消してしまう恐ろしい薬品です。
至る所に置かれているドラム缶の中にも、この薬品が入っています。
みなさん、触らないように気をつけて!
ナイトクラブの合言葉
映画でもお馴染みのナイトクラブが登場します。
ここでは「ボンゴ・ザ・ゴリラ」というゴリラのキャラクターが顔を出して脅かしてくる場所があるんです。
そして映画ではここで言う合言葉は、「ウォルト・ディズニー」だと言われています。
しかし、その言葉を言ってもゴリラからは、「それは先月の合言葉だ。」と返されます。
では、今月の合言葉は何?実はこの合言葉は誰にも分からないのです。
ジェシカ・ラビットが登場する場面
続く道にはジェシカ・ラビットの影があります。
そして妖艶な歌声も聞けます。
耳を澄まして聞いてみてくださいね。
また、その扉のドアノブには隠れミッキーがいます。
ミッキーも密かに見守っているのですね。
ベビー・ハーマンも見逃さないで
ロジャーと親交があるベビー・ハーマンの楽屋を覗くことができます。
可愛いバギーに乗っている赤ちゃんなのにタバコを吸っています。
ここで流れているラジオでは、イタチたちの情報や、ジェシカのことも。
よく聞いてみましょう。
そしてこの楽屋のカーテンをとめるタッセルをよく見ると、4本指の手でしょうか。
ちょっと怖いですね。
これについての情報を見つけることができませんでした。
アトラクションの秘密
トゥーンタウンは、ロジャーラビットの世界観を表現している
トゥーンタウンとは、ディズニーキャラクターたちが暮らしている愉快な街です。
真ん中にある噴水には、なんとロジャーラビットがいます。
ある日、あまりにも奇想天外なドタバタ劇を日常茶飯事で繰り広げるロジャーを食い止めるべく緊急会議が開かれました。
元々あった消火栓はロジャーが破壊してしまったので、いっそ彼を模した噴水を作ればクラッシュできないだろうという考えで噴水が作られました。
普段何気なく見ている噴水には、実はロジャーがいたんです。
待っている間、掲示板を翻訳してみよう
トゥーンタウンの住人たちが書いている掲示板があります。
これは英語で書かれているのですが、待ち時間に翻訳をしてみましょう。
一部を紹介します。
左下の張り紙
「LOST One Magic Feather If found, please contact Dumbo c/o Timothy Mouse
Walt Disney Studio Hollywood, Cal.」
なくしもの 魔法の羽 見つけたら、シモティーを通してダンボまで連絡ください。(ウォルトディズニースタジオハリウッドカリフォルニア州)
なんとダンボが書いた張り紙があります。
ダンボは、シモティーから空を飛べるお守りとしてもらった羽を失くしてしまったようです。
ひとつのアトラクションの中にたくさんの物語が織り交ぜられています。
こう言った細部から、他の物語を感じることができるのも醍醐味ですね。
この他にいくつか張り紙があるので、何を書いているのか見てみるのも楽しいです。
登場人物もたくさんいます。
ロジャーラビットのカートゥーンスピンは怖いの?
Googleなどでアトラクション名を検索すると、「怖い」「浮遊感」「子どもが怖がる」などとキーワードが出てきます。
不安を煽っているようで、実際はそんなことないので安心してくださいね。
落ちる箇所はなし
ロジャーラビットのカートゥーンスピンは、絶叫系ではないので落下がありません。
ただし、コーヒーカップのように高速で回ることができるので、やりすぎると目が回ります。
酔いやすい方はほどよくハンドルを動かしましょう。
また、場内にはディップがたくさん出てきますが、かなりの蛍光色で目がチカチカします。
刺激に弱いという方は気をつけた方が良いです。
未知なキャラクターが多い?
ストーリーからわかるように、ディップという見るからに不気味な液体や、悪い顔をしているイタチが出てくるシーンが多めにあります。
そういった要素がお子さんを怖がらせている可能性はありそうです。
施設外見がポップで楽しそうなだけに、内部のギャップに驚くことが多いのだと思います。
まとめ
いかがでしたか。
今回は、東京ディズニーランドのトゥーンタウンにあるアトラクション「ロジャーラビットのカートゥーンスピン」について紹介しました。
このアトラクション、実は東京ディズニーリゾートの中でも物語や設定がかなり濃い目なんです。
長年に渡って親しまれているアトラクションですが、深い物語を知ったのは初めてだという方も多いのではないでしょうか。
次に行った時にはこの深い物語を知っていると、よりロジャーラビットの世界観をお楽しみいただけると思います。
こうしている間にも、ロジャーの暴走が・・・。
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