【待ち時間短め】イッツ・ア・スモールワールドに込められた思いとは

ディズニー好きでなくても聴いたことがある音楽「小さな世界」。

そのテーマソングになっているアトラクションが世界各地のディズニーパークにある「イッツ・ア・スモールワールド」です。

この記事では開園当時からみんなに親しまれているアトラクション「イッツ・ア・スモールワールド」についてご紹介していきます。

東京ディズニーランドの公式サイトでも紹介されているように、世界の可愛い子どもたちに囲まれて、「世界で1番幸せな船旅」を楽しむことができるアトラクションになっているのでぜひパークに来園したら乗ってほしいアトラクションの一つです。

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イッツ・ア・スモールワールドとは

イッツ・ア・スモールワールドの概要

イッツ・ア・スモールワールドは東京ディズニーランドの開園した日の1983年4月15日にオープンしました。

フロリダにあるマジック・キングダム内のものを基にして作られたと言われています。

所要時間：約10分
1台あたりの定員：20名
利用制限：なし

エリアはファンタジーランドに位置しています。

世界の民族衣装をまとった可愛い子どもたちが、各国の言語でテーマソングの「小さな世界」を大合唱する幸せな船旅。

20人が乗ることができるボートに乗って、世界の船旅に出発です。

利用制限はないので、小さなお子様も安心して楽しむことができます。

ベビーカーのままアトラクションは利用できませんが、並ぶ前のエリアにベビーカーを置くところがあります。

また、車椅子を使用している方は、通常とは違うルートを使って乗り場まで行くことが可能です。

屋内を巡るので天候に左右されません。

ディズニー・プレミアアクセスやプライオリティパスは導入されていませんので、アトラクションを利用するには並ぶしか手段はありませんが、平均的な待ち時間は、15〜20分と比較的短めです。

アトラクションに込められた平和への思い

イッツ・ア・スモールワールドはニューヨーク世界博覧会に、ユニセフから依頼を受けて作られたアトラクションです。

そのテーマは、「戦争のない平和な世界」。

大人が全く登場しないのは、ウォルト・ディズニーの「平和な世界」＝「子どもの世界」という思想が反映されているためです。

アトラクションの最後には各国の挨拶が書かれておりその部分には、「“It’s a Small World – a Salute to UNICEF”(イッツ・ア・スモール・ワールド – ユニセフの理念・理想に捧げる)」とあります。

長年に渡って愛されているこのアトラクションの醍醐味とも言える「小さな世界」という歌は、アカデミー賞を受賞したシャーマン兄弟によって作詞・作曲された楽曲です。

ウォルト・ディズニーは当初、世界中の国の子どもたちがそれぞれ自分の国の国家を歌うというものでした。

しかし、みんなが違う歌を歌っているというのは美しくないという考えから、シャーマン兄弟に子どもたち全員で1つの歌を歌える楽曲の提供を依頼したのです。

歌詞にもあるように、世界が1つになるまさに平和を象徴とした楽曲となっています。

「いろんな言語でも歌えるシンプルな歌を。」という依頼に、シャーマン兄弟は2週間で書き上げました。

シャーマン兄弟は、実は「魅惑のチキルーム」や「チキ・チキ・バン・バン」などの作詞作曲も手がけています。

世界の平和、世界がひとつになって仲良く過ごせる世の中を願っているウォルトとシャーマン兄弟の思い溢れるアトラクションであり、楽曲なのですね。

イッツ・ア・スモールワールドの楽しみ方

元年パス持ちだから語れるイッツ・ア・スモールワールドの楽しみ方を紹介します！

外からも楽しめる

ファンタジーランドでも一際目を引くカラフルな建物は写真映えします。

この建物、夜になるとライトアップされて、昼とはまた違った顔を見ることができるんです。

そして、外にはお馴染みの15分おきに登場するからくり時計があります。

15分おきに時報が鳴り、各国の民族衣装をまとった可愛い人形たちがお出迎えしてくれます。

この人形たちは1日が24時間にちなんで、24体なんだそうです。

細部までのこだわりを感じますね。

また、このからくり時計、音によって今何時なのかを判断することができるんですよ！

最初に鳴る「低音の鐘が『時』」を、次に鳴る「高音の鐘が『分』」を表しているのです。

高音の鐘は「1回で15分」の意味です。

例えば「低音の鐘が5回、高音の鐘が2回」なら「5時30分」を表していることになります。

待ち時間も楽しめる

入口からの通路を抜けて、建物の中に入るとイッツ・ア・スモールワールドの世界観一色に染まります。

世界に飛び立つ出発点「スモールワールド・ステーション」をイメージしています。

チケットブースや汽車が走っており、これから旅に出かけるんだという楽しい気持ちになってきます。

途中、ミッキーやミニーもお見送りしてるので探してみてくださいね。

乗り場で待っているキャストさんのところにはスーツケースが。

旅の準備は万端？と言わんばかりのこの演出に引き込まれていくこと間違いなしです。

船旅で巡る世界各地

ヨーロッパから始まり、アジア、アフリカ、中南米、南太平洋、フィナーレの全部で6つのお部屋を巡ります。

実はこの6つのエリアで共通して見ることができるもの、それが「太陽」と「月」です。

人種、性別、国籍などの違いがあっても、「日の光が照る、月の光が輝くというのは平等だ」というメッセージなのでしょう。

ここで少し、旅のルートを紹介します。

各エリアで、世界の国々の特徴の違いと伝統を楽しく見ることができます。

• ヨーロッパ：エッフェル塔やロンドンの時計塔など、各国を象徴する建造物や民族衣装を見ることができます。

独自の音楽と、各国の伝統的な歌やダンスが盛り上げてくれます。

ヨーロッパはアトラクションの最初で旅の出発点にあたるので、気持ちを盛り上げてくれます。

• アジア：雰囲気が変わって暖色に包まれた空間。ここでは日本が登場します。
• アフリカ：豊かな動植物を見て、伝統的な音楽を聞くことができます。
• 中南米：色鮮やかな装飾と陽気な音楽が楽しいゾーンです。
• 南太平洋：南国の雰囲気が漂う陽気なゾーンです。
• フィナーレ：各国の子どもたちが集まって、みんなで「小さな世界」を大合唱する感動的な旅の締めくくりです。

ディズニー作品が多数登場

イッツ・ア・スモールワールドは2018年に大幅リニューアルをしました。

ディズニー・ピクサー映画その数18作品に登場するキャラクターが登場したり、映画の名シーンを彷彿させる音楽が、「小さな世界」に盛り込まれています。

各エリアで見ることができる作品またはキャラクターは以下のとおりです。

• ヨーロッパエリア：「アナと雪の女王」「シンデレラ」「ふしぎの国のアリス」「ピーター・パン」「メリダとおそろしの森」「おしゃれキャット」「塔の上のラプンツェル」「ピノキオ」「シンデレラ」「不思議の国のアリス」「ピーター・パン」「メリダとおそろしの森」「おしゃれキャット」「塔の上のラプンツェル」「ピノキオ」
• アジアエリア：「ヘラクレス」「ムーラン」「ジャングル・ブック」「アラジン」
• アフリカエリア：「ライオン・キング」
• 中南米エリア：「ドナルド」
• 南太平洋エリア：「リロ＆スティッチ」「モアナと伝説の海」「ファインディング・ニモ」「リトル・マーメイド」

かつてはキャラクターではない人形のみでしたが、リニューアル後にディズニーの世界観がより濃く演出されるようになりました。

ポップコーンバケットを買う

アトラクションの外観をモチーフにしたポップコーンバケットを、トゥモローランドにある「ビッグ・ポップ」で購入することができます。

価格は2600円です。

正面の扉を開けると、人形たちのフィギュアが出てくる仕掛けがあり、とても可愛いです。

こちらはパーク内でしか購入できず、1回の会計につき3つまでと購入制限があります。

おうちに持って帰ってもディズニーの気分に浸ることができるこのポップコーンバケット、ぜひ手に入れたいですね。

旅のお土産に、いかがでしょうか？

イッツ・ア・スモールワールドの秘密

イッツ・ア・スモールワールドでは、オーディオ・アニマトロニクスという技術で人形や動物たちが動いています。

「オーディオ(音楽)」・「アニメーション(動き)」・「エレクトロニクス(電子工学)」を組み合わせた造語で、電子で音と動きに合わせて動くリアルな人形のことをオーディオ・アニマトロニクスと呼んでいます。

これはディズニーの技術の1つです。

イッツ・ア・スモールワールドでは、人間型が約300体、動物型が約250体登場しています。

これはディズニーの中でも最多です。

まるで人形に命を吹き込んだかのようなこの技術は、私たちゲストを魅了してくれます。

まとめ

いかがでしたか。

今回は東京ディズニーランドのファンタジーランドにあるアトラクション「イッツ・ア・スモールワールド」について紹介しました。

イッツ・ア・スモールワールドは多くのディズニーパークに存在するアトラクションで、海外ゲストにも定着があります。

また利用（身長）制限がないので、気軽に利用できます。

他のアトラクションと比べて比較的待ち時間は短めなので、「平和」を願うウォルトの思いを知って、楽しく愉快な子どもたちに会いに行ってみてはいかがでしょうか。