友だちや恋人と東京ディズニーリゾートに行くと、グループでアトラクションに乗ることも多いと思います。しかし、周りはみんな平気そうな感じで実は私だけ苦手なアトラクションだったり・・・?怖いアトラクションの紹介と、怖いアトラクションの克服方法を紹介します。
\アトラクションの基礎知識やストーリーを知りたい方にオススメ!/
怖いとは?
そもそも怖いとはどういう事を指すのでしょうか。
それに近づくと危害を加えられそうで不安である。自分にとってよくないことが起こりそうで、近づきたくない。「夜道が—・い」「地震が—・い」「—・いおやじ」
weblio辞書より引用
アトラクションでは危害を加えられることはありませんが、体験することで自分にとってよくないことが起こりそう。これは合致しそうです。
そのよくないこととは、自分の苦手なことが起こる(起こりそう)だから怖いのです。皆さんの苦手なものはどのパターンにあてはまるでしょうか。
- 浮遊感(ふゆうかん)が苦手
- 暗闇(くらやみ)が苦手
- 爆音が苦手
- 高いところが苦手
- グロテスク(得体のしれないもの)が苦手
アトラクションが苦手の人の大半は浮遊感が苦手です。今回は浮遊感について紹介します。
浮遊感とは?

ジェットコースターに乗って落下する時、体がふわっと浮きますよね。この現象は、無重力状態で体が浮いてしまいこの感覚が生まれます。
私もこの感覚が非常に苦手で、浮遊感があるアトラクションは避けたいところです。
なぜ、絶叫系が好きな人がいるのでしょうか。
実は、この浮遊感が逆に非日常が味わえて爽快感に魅了されています。ジェットコースターが好きなタイプの人がいるということは、この非日常体験により脳では快感物質のドーパミンが分泌されます。
浮遊感があるアトラクション
それでは、この浮遊感が体験できるアトラクションはどんなアトラクションがあるでしょうか。ネタバレ要素も含みますので見る場合は気をつけてくださいね。浮遊度と共に紹介します。
東京ディズニーランド
カリブの海賊 浮遊感★★☆☆☆

初めて乗った時は騙された人も多いのではないのでしょうか。
このアトラクション、安全バーも身長制限もありません。なのに急流すべりが序盤に1回あります。
これはスペースの関係上、地下で様々な演出があるためやむを得ない落下です。ボートは傾斜22.5度、落差約5mをすべり落ちます。時間は2〜3秒ほどです。
スプラッシュ・マウンテン 浮遊感★★★★★

アトラクションに乗る前に、急流すべりをしているボートやゲストを必ず見るので、落下系だと分からずに並ぶ人はいないでしょう。
しかし、初めて乗る人は落下回数に気をつけてください。ボートは合計4回滑り落ち、浮遊感が生じるのはそのうち3回です。
1回目と2回目は中規模の落下
パーク側の景色が見えたあとにさらに上昇開始、このあと屋内に入るため、中程度の落下があります。
そして、しばらく屋内を進むと上昇無しでさらに落下するポイントがあります。
どちらも落差は7mほど。落下時間は約4秒です。この際、若干の浮遊感が生じます。
3回目の落下は小規模
蜂の巣のまわりを蜂がぐるぐると回っているエリアをすぎると小規模の落下があります。この落下の落差は4mほど。落下時間は約2秒です。浮遊感もなく、この瞬間で叫ぶ人は今まで見たことありませんので怖がる必要はありません。
4回目の落下は大規模
いよいよやってまいりました。アトラクションに並ぶ前に見る急流すべりです。滑る前にお話の展開が変わり、上昇を開始したらまもなく滑り落ちるポイントです。滑り落ちている間に撮影があるのでできるだけ下を向かずに落ちましょう。
最大傾斜45度、落差約16mで落下時間は約5秒です。浮遊感は大きく感じます。
空飛ぶダンボ 浮遊感★☆☆☆☆

空飛ぶダンボは最高高度が約4mなのでお子様向けアトラクションです。自分で上昇または下降のボタンを操作し高度を変えます。
特に何も操作をしなければ、そのままの高度を維持するので浮遊感が生じることはありませんが、最高高度に到達した瞬間に下降ボタンを押して下降するなど激しいボタン操作を行うと浮遊感を若干体験することができます。
ガジェットのゴーコースター 浮遊感★☆☆☆☆

ガジェットのゴーコースターはトゥーンタウン内にあるため、ファミリー向けのジェットコースターです。最高速度は35km/h、最高高度は8.5m、乗車時間は約1分なのでジェットコースターが苦手なパパ・ママでもお子さんと楽しめるアトラクションです。
浮遊感はほぼ感じませんが、感じるとしたら最初の1回のみです。その1回も旋回しながら落ちていくので恐怖感もそんなにありません。このコースターで叫ぶ方もいますが、これはストレス発散のためで本当に怖いと思っている人はいないので安心してください。
東京ディズニーシー
タワー・オブ・テラー 浮遊感★★★★★

個人的にディズニーで一番怖いアトラクションだと思います。このアトラクションは垂直落下系(フリーフォール)なので、浮遊感が大の苦手な人は、乗車をおすすめしません。
ただ、タワー・オブ・テラーの建物の高さは約59mですが、エレベーターが上昇する最高到達点は約38mです。東京ディズニーリゾート内で一番高い建物なのでアトラクションに乗る前は圧倒されますが、それも演出のひとつなので過度に怖がることはありません。落下速度は55km/h、落下回数は4回あります。
エレベーターは3基あり、落ち方は様々
東京ディズニーシーのタワー・オブ・テラーのエレベーターはツアーA〜ツアーCの計3基あり、落ち方は様々ですが、どのエレベーターも落下回数は変わらず3回です。それぞれのツアーで以下の全てのパターンが体験できます。(順番はツアーにより異なります。)
パターン1 フェイント
最高地点までエレベーターが上昇すると、ガシャーンと音がします。この時、2階分(約6m)くらい落下しますが、これはフェイントで浮遊感が少し生じます。
パターン2 再度降下
最高地点まで到達すると、窓が開き、パークが一望できます。停止している時間は約3秒。外の景色が見えてガシャガシャ振動したらまもなく落下します。この時、一番落下距離が長いので浮遊感が大きく生じます。
パターン3 上昇からの降下
これは一番怖いパターンです。上昇して停止することなく、すぐに降下します。このパターンが浮遊感を最大限に発揮させるので、苦手な人は要注意です。
タワー・オブ・テラーは東京ディズニーリゾートのCMで史上最恐と紹介されていました。

レイジングスピリッツ 浮遊感★★★☆☆

レイジングスピリッツは、東京ディズニーリゾートで唯一の360度ループコースターです。これだけを聞くとすごく怖いと感じてしまいそうですが、実はそれほど怖くありません。
最大落差は約10m、最高速度は60km/hです。浮遊感は最初の落差(約10m)で感じます。ここを乗り越えれば、その後、数回落ちたり、360度ループが来ますが浮遊感はありませんので心配いりません。
ジェットコースターが苦手な人でも比較的乗りやすいコースターですのでチャレンジしてみてください。
このアトラクションでは、身長制限(上限)があります。身長195cmを超える方は乗車できませんので気をつけてください。
ジャスミンのフライングカーペット 浮遊感★☆☆☆☆

ジャスミンのフライングカーペットは東京ディズニーランドにある空飛ぶダンボと似たアトラクションです。空飛ぶダンボは高さ4mに対してこのアトラクションは高さ5mまで上昇します。
こちらも空飛ぶダンボと同様自身で高度を操作できます。コントロールレバーを上に引くと上昇、下に引くと下降します。
コントロールレバーを何も操作しなければ浮遊感が生じませんが、コントロールレバーで上昇させてからすぐに下降させると若干ですが浮遊感を体験することができます。
浮遊感が苦手な人はこの操作で克服するのもいいかもしれませんね。
センター・オブ・ジ・アース 浮遊感★★★★☆

センター・オブ・ジ・アースは東京ディズニーシーのシンボル、プロメテウス火山から東京ディズニーリゾート史上最高速で落下するアトラクションです。
センター・オブ・ジ・アースの最高速度は75km/hです。落差は20mほどで東京ディズニーランドのスプラッシュ・マウンテン(16m)より長いです。しかし速度があるのでスプラッシュ・マウンテンよりは浮遊感体験時間が少ないのです。

アトラクションの体験時間は約3分と短いですが、恐怖を感じる時間が少し長いです。加速は約14秒、落下は約3秒です。加速中はGを感じるだけで特に浮遊感はありませんが、落下の際に浮遊感が生じてしまいます。
加速中に前方に外の光が見えたらまもなく落下!苦手な人は身構えておきましょう。(夜は分かりづらいです。)
浮遊感をできるだけ最小限に抑えるには
友だちとパークに行った時、私以外は積極的に乗りたいけど、私は苦手だ・・・そんなことってありますよね。
そんな絶叫系が苦手な人に浮遊感を最小限に抑える方法を紹介します!
自分だけ乗らないという選択肢

自分だけどうしても乗りたくない時は、乗らないと伝えましょう。乗らなければ浮遊感もありません。しかし、ストレートに乗れないと言うと相手が気を遣ってみんな乗らなくなってりと罪悪感が生まれてきてしまいます。
私もよく使ったアトラクションに乗りたくない口実は以下の通りです。アトラクションに並び始める前に使ってみてください。
- 「ちょっと親(兄弟)が、近くに来ていてお金落としたみたいだから行ってくるね」
- 「落とし物したみたいだから、インフォメーション行ってくるね」
と言って、私はいいからみんなは乗っていてと伝えましょう。
もちろん、その間自分だけパーク内のグリーティングやショップを楽しむのもいいですね。
- 乗りたくないときに体調悪いと言うと周りが心配するので使わないようにしましょう。
- 2人でパークに訪れている時は、相手を心配させてしまうので使わないようにしましょう。
浮遊度が低いアトラクションに乗る
できるだけ浮遊感を体験したくないのであれば、自分から浮遊度の低いアトラクションが乗りたいと言いましょう!そうすれば、待ち時間などで時間が潰され、浮遊度が高いアトラクションを回避できる場合があります。
浮遊度はこの記事で述べました★の数を参考にしてください。
乗車姿勢をいつもと変える

浮遊感を大きく生じさせているのは自分の乗車姿勢に問題があるのかもしれません。浮遊感をできる限り最小限に抑えるには次の方法が有効です。(浮遊感をゼロにするものではないので参考程度にお願いします。)
手すりをしっかりとつかむ
急降下する時、バンザイをする人がいますがあれは逆効果です。そうしている人は浮遊感が心地よい・好きな人です。真似すると浮遊感を最大限に体験してしまうので、体を固定するために前の手すりにしっかりと掴みましょう。

手すりが無い時は、安全(セーフティ)バーをしっかりつかむのも有効だよ。
目を必ず開ける
怖くて目をつぶってしまい、あとは流れに身を任せるだけの人がいますが、これも逆効果です。目をつぶるといつ落下するのかも分からなくなってしまい、怖さはさらに増大してしまいます。
怖いですが、目は必ず開けて落下タイミングを把握しておきましょう。
おなかに力をいれる
おなかに力を入れることでふわっと感を抑えることができます。落下直前から落下終了までの間、お腹に力を入れてみましょう。
おもいっきり叫ぶ
これは浮遊感を軽減させる方法ではないのですが、叫ぶことで気が紛れ浮遊感の存在を打ち消すことで有効です。
落下時はまわりも叫んでいるので負けないくらい大きな声で叫んでやりましょう!
まとめ
今回は、東京ディズニーリゾートの怖いと言われている浮遊感があるアトラクション8選を紹介しました。

浮遊感が苦手な人は浮遊度が低いアトラクションから挑戦してみて慣らしていきましょう。
浮遊感ありそうでまったくないアトラクションはこちらで紹介しています。

逆に浮遊感が快感になって得意になった人もいます。
ただ、無理だけはしないでください。自分が苦手なものを進んで乗る必要はありません。かえってストレスになってしまいます。時には断る勇気も必要です。
友だちとパークに行くときも自分は得意でも相手が苦手ではないか確認したり気を遣ってあげるのも友情だと思います。
ご覧いただきありがとうございました。
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