東京ディズニーリゾートに何度も訪れたい方必見!
誰もが夢見るディズニーの年間パスポート。
東京ディズニーランドと東京ディズニーシーを1年間通して楽しむことができる年間パスポート(通称:年パス)について、購入方法からお得な活用方法まで紹介します。
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年間パスポートとは?
東京ディズニーリゾートの年間パスポートは、1988年から販売されているパークチケットの一種です。
年間パスポートを購入すると、1年間パークの出入りが自由にできます。
販売開始当初は枚数限定の販売でしたが、その後上限が撤廃され、いつでも誰でも買えるようになりました。
年間パスポートの種類は3種類
- 東京ディズニーランド年間パスポート
東京ディズニーランドが1年間出入り自由 - 東京ディズニーシー年間パスポート
東京ディズニーシーが1年間出入り自由 - 2パーク年間パスポート
東京ディズニーランドと東京ディズニーシーが1年間出入り自由
入園制限時と繁忙期は利用できません。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、2020年7月からは年間パスポートの使用ができなくなり、残りの有効日を日割りで計算し、払い戻されました。
それ以降、年間パスポートの販売は休止しています。
▼現在販売しているパスポートはこちらでチェック!
値段
現在は年間パスポートの販売はされておりませんが、販売休止前の値段は以下のとおりです。
区分 | 1パークのみ | 2パーク共通 |
---|---|---|
大人・中人 | 68,000円 | 99,000円 |
小人 | 40,000円 | 57,000円 |
シニア | 58,000円 | 85,000円 |
2020年4月1日(水)にこの価格に値上げされましたが、この価格で販売されたことは未だにありません。
どこで買える?
現在、年間パスポートは販売しておりません。
オンラインでもチケットブースでもいずれの販売方式でも販売していないので注意が必要です。
なお、販売再開は未定です。
販売休止前は、
- イクスピアリ内の
東京ディズニーリゾート・チケットセンター(閉鎖) - イーストゲート・レセプション(東京ディズニーランド)
で購入することができました。
誰が買える?
年間パスポートは、オリエンタルランドから出入り禁止処分などのブラックリストに登録されていなければ、誰でも購入することができます。
年間パスポートは廃止?
年間パスポートは廃止されたわけではありません。
一時期、SNS上では廃止論が話題となったことがありましたが、その当時も公式な発表ではありませんでした。
なぜ廃止論が出てきたのでしょうか。
本家アメリカでは年間パスポートが廃止に
日本でも年パス廃止論が騒がれたタイミングは本家カリフォルニアディズニーの年パス廃止のニュースがあったときでした。
アメリカのカリフォルニア州にあるディズニーランド・パークが、2021年1月14日に年間パスポートの発売終了を発表しました。
ディズニーはアメリカが発祥のため、日本もそれに追従するのではと思われていました。
しかし、日本の東京ディズニーリゾートは世界で6つあるディズニーリゾートの中で唯一直営ではないパークで、運営自体はザ・ウォルト・ディズニー・カンパニーとライセンス契約をしているオリエンタルランドに任されています。
なので多少のアドバイスを本家から受けることはあっても運営・判断は日本独自で行います。
▼日本のパーク運営の行動基準に関してはこちらの記事で紹介
アメリカでは年間パスポートが実質復活
その後、2021年8月25日からは入園除外日・居住地などで4種類に分け、1年間入園が可能のパスポート(Magic Key)が発売され、事前予約が必要の制限がついた実質的な年間パスポートの復活となりました。
パスポートの詳細は公式ページをご覧ください。
販売中止からまさかの1年足らずで実質復活しました。
世界では、新型コロナウイルスの騒ぎがなくなっているのでこのMagic Key購入の際の予約も廃止される日も近いかもしれませんね。
年間パスポート保有者は迷惑だった?
地蔵が多かった
年間パスポートが販売されていたときは、ショー・パレード目的のゲストが多かったため、開園直後から公演前まで地蔵する人がとても多かったです。
そのせいで、一般のゲストがショー・パレードが全然見れないなど問題になっていました。
一般ゲストは、ショー・パレードが開園から場所を取らないと見れないなんて知らないわけですから、来園者の顧客満足度低下にもつながっていました。
年間パスポートがない今は、どのゲストも事前にパークチケットを購入する必要があるため、地蔵が減り、一般ゲストの満足度も上がりました。
年パスユーザーは客単価が低い
年間パスポート保有者は、ショー・パレード目当てのゲストが多いことから、グッズやフードにお金を使わないなど、客単価を下げてしまうなど当時SNSでは批判されており、年間パスポートは廃止でいいという人もいるほどでした。
客単価が低いと、売上・利益につながらないので経営側からしても正直には言えませんが迷惑な存在であったと考えられます。
ショップ・レストランでは転売ヤーが多い
東京ディズニーリゾートのパーク入園者しか購入することができないグッズやスーベニアを購入するために、販売日にショップ・レストランに押し寄せ、一般ゲストの迷惑になっていました。
現在は、スタンバイパスの導入などで年間パスポート販売時と比べて減少しましたが、まだ一定数存在します。
年間パスポート復活はするの?
年間パスポートの完全復活は、難しいかもしれませんが、アメリカの事例から何らかの形では復活するでしょう。
ファンダフル・ディズニーの拡充
その一つが、ファンダフル・ディズニーに該当するでしょう。
2023年4月27日に行われた3月期の決算説明会では、年間パスポートの復活するかどうかは未だに決定していないとのことで、元年間パスポートホルダーは大切なお客様という認識には変わりないようで、新たな施策として、ファンダフル・ディズニーを充実させていくようです。
ファンダフル・ディズニー自体は、年間パスポート発売時においても存在はしていましたが、特典の少なさから入会している人は少ない感じでした。
しかし、ファンダフル・ディズニー向けの特典が2023年4月に一気に拡充されました。
施策のひとつとして、ショーの先行公演がありました。
ファンダフル・ディズニーのメンバーが先行で鑑賞できたショー(いずれも先行公演は終了)
先着ではなく、抽選で鑑賞権利が当たりますが、ショーが大好きな年間パスポートを持っていたゲストは入会した人も多いことでしょう。
さらに、ファンダフル・ディズニーのメンバーならパークチケットを安く買えるのでディズニー好きなら入っておきたいファンクラブです。
運営側は客単価を上げたい
東洋経済オンラインのオリエンタルランド社長にインタビューする記事を見つけました。
――年間パスポートの復活はありますか? 来園頻度が高い年パス保持者が増えると、満足度を重視し滞在型リゾートを目指す戦略と相反する部分もありそうです。
現時点で未定としか申し上げられない。
年パスを持つゲストは本当にディズニー、東京ディズニーリゾートを愛してくださる方ですので。難しいところだが、まだ何も決まっていない。
東京経済オンラインより引用
今後は、コロナ前より入園者数を減らしてゲスト1人あたりの満足度と客単価を上げていく方針を打ち出しているようです。
2022年11月9日の日経新聞のインタビュー記事では、平日集客化の施策として平日のみ利用できる年間パスポートを販売を検討していることが分かりました。
その後の決算説明会(2023年1月30日)のオリエンタルランド第3四半期決算説明会では年間パスポートのあり方について副社長が述べられました。
また、2023年10月31日の日本経済新聞の記事によると、オリエンタルランドの2024年3月期の連結営業利益は前期比32%増の1467億円になる見通しのようで、新型コロナウイルス流行前よりも利益が出ています。
年間パスポートがない状態で過去最高益を出してしまうと、年間パスポートの復活の未来が見えなくなってくることが考えられます。
個人的には年間パスポートはこのまま廃止になってもおかしくないのではと思います。
まとめ
今回は、東京ディズニーリゾートの年間パスポートについて紹介しました。
年間パスポートは決して安いものではありませんが、入園回数が多ければ多いほどお得になるパークチケットです。
現在は、運営会社が入園者数をコロナ前より減らして客単価を上げていく方針にしているため年間パスポートの販売・利用を停止しています。
年間パスポートのユーザーはコアファンとして大切な存在であることから、ファンダフル・ディズニーを今後拡充していき、年間パスポートは廃止の方向あるいはさらに販売するとすれば販売数の制限または価格を大幅に上げるものであると筆者は考えております。
引き続き、今後の動向に注視していきます。
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