【熱キャン】高温で中止になるショー・パレードと中止基準まとめ

暑い日が続きますね！

こんなに暑いとパークのエンターテインメントの一つ、ショーやパレードの運営が中止になります。

「せっかくパークに遊びに来たのにショー・パレードが見られない・・・」となるとショックですよね。

今回はSNSやテレビのニュースでも取り上げられた東京ディズニーリゾートのショー・パレードの気温に関しての中止基準について紹介します。

▼風や雨などの他の中止基準はこちらで紹介！

ショー・パレードはなぜ高温だと中止になるの？

せっかくパークに遊びにきたのにショーやパレードが中止になると、楽しさが半減してしまいます。

なぜゲストの楽しみを奪ってまでショーやパレードが中止になってしまうのでしょうか。

▼ショーやパレードが暑さで中止になることを「熱キャン」と言うよ！

安全最優先

「安全第一」という言葉を聞いたことはないでしょうか？

建設現場や工場においては看板が掲げられるほど徹底されています。

これは、「安全を犠牲にして効率など他を優先しない」という考え方です。

東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドの行動基準でも同じことが宣言されています。

【Safety（安全）】 

安全な場所、やすらぎを感じる空間を作りだすために、ゲストにとっても、キャストにとっても安全を最優先すること。

【Courtesy（礼儀正しさ）】

“すべてのゲストがVIP”との理念に基づき、言葉づかいや対応が丁寧なことはもちろん、相手の立場にたった、親しみやすく、心をこめたおもてなしをすること。

【Inclusion（インクルージョン）】
さまざまな考え方や多様な人たちを歓迎し、尊重すること。すべての鍵の中心にあり、他の4つの鍵のどれにも深く関わる。

【Show（ショー）】

あらゆるものがテーマショーという観点から考えられ、施設の点検や清掃などを行うほか、キャストも「毎日が初演」の気持ちを忘れず、ショーを演じること。

【Efficiency（効率）】

安全、礼儀正しさ、ショーを心がけ、さらにチームワークを発揮することで、効率を高めること。

行動規準「The Five Keys～5つの鍵～」より引用

キャストさんは上から順の優先順位で行動されています。

つまり、パークにおいても安全が第一に運営されています。

アトラクションを利用する前のアナウンスでも「安全のため」と聞くことが多いと思います。

それほど安全は大事ということです。

熱中症防止

気温が高いと熱中症の危険性が高まりますよね。

毎年どんどん気温が上がっている印象です。

夏の時期は毎日熱中症で何人搬送されたというニュースを良く見ますね。

熱中症は最悪命に関わるほど怖い症状です。

多くのゲストはショー・パレードを鑑賞するために公演時間のかなり前から並んだり座ったりして屋外で待ちますよね。

炎天下、地面の照り返しもある中で長時間待っていると熱中症の危険があります。

ショー・パレードがきっかけに倒れたゲストがいたとなると、自己管理ができていないということもありますが運営側の責任も問われてしまいます。

一人でも多くのゲストの安全のために中止という判断があるのでしょう。

出演者側の安全にも配慮

ショーやパレードを演じるダンサーさんやキャラクターなどの出演者の安全も配慮されています。

出演者は一度ショーやパレードに出ると最大でも45分間演じ続けなければいけません。

炎天下の中、激しい動きをするダンサーさんやキャラクター。

この人たちは演じている間、水分補給もできません。

そう考えると中止になるのは納得できると思います。

暑さにより中止になるショー・パレードは？

暑さにより中止になる可能性があるショー・パレードは、主に屋外で公演するものに限ります。

中止になる可能性があるショー・パレード

暑さにより中止になる可能性があるショー・パレードは以下のとおりです。

• 東京ディズニーランド
  • ディズニー・ハーモニー・イン・カラー
  • ザ・ヴィランズ・ハロウィーン“Into the Frenzy”
  • ジャンボリミッキー！レッツ・ダンス！
• 東京ディズニーシー
  • ディズニー・ハロウィーン・グリーティング

これらは長時間待つゲストや屋外のエンターテインメントのため中止になるのは仕方ないですね。

中止になる可能性があるアトラクション

実は、ショー・パレードだけでなくアトラクションも中止になるものがあります。

どちらも水の上を進むアトラクションですが、キャストまたはゲストがオールをこいで進むアトラクションのため体力を消耗します。

運動をしながら気温が高い状況だと熱中症の危険が高まるので仕方ないですね。

夏は自由席がないショーもある

暑さにより中止にならないショーでも、一部ルールが変更になっているので注意して下さい。

一部のショーに関しては、先着順で鑑賞できる自由席を設けておらずエントリー受付の当選が必要です。

▼エントリー受付の詳細はこちら！

いずれも人気のショーのため早い時間から自由席の確保に並ぶケストがいます。

そのゲストの熱中症対策の措置だと考えられます。

ショー・パレードが中止になる暑さの基準は？

ショー・パレードが中止になるにはどれくらいの暑さでしょうか。

具体的な基準は公表されていませんが、千葉県浦安市の天気またはパーク裏側に設置されている百葉箱から判断しているものだと考えられます。

過去の傾向からこれぐらいの基準で中止になるというのがあるのでそちらを紹介します。

暑さ指数が「危険」

「暑さ指数」という言葉を聞いたことがないでしょうか？

暑さ指数は、1954年にアメリカで開発された熱中症予防のための指標です。

暑さ指数は、人体と周囲環境との熱のやりとり（熱収支）を重視し、湿度、日射・輻射（周囲の熱環境）と気温という三つの要素を組み合わせて計算されるものです。

暑さ指数が28を超えると熱中症患者が著しく増加するようです。

ショー・パレードは暑さ指数が31以上の危険「特別の場合以外は運動を中止する」という熱中症予防運動指針が発表されている時に中止になる可能性が高いです。

ゲストは動いていなくても、演じる側は運動なようなものなので仕方ないですね。

暑さ指数は今日を含めた3日間の予報を環境省のホームページで発表されているので、パークに行く前に確認してみてくださいね。（地域は浦安がないので船橋を参考にしてもらえば良いです）

どの時点で中止が決まる？

暑さ指数を一つの基準であるということは学びましたね。

では、どの時点で中止が決まるのでしょうか。

これは、種類によって異なるようです。

ショー

屋根のないショーに関しては夏の時期、すべての回においてエントリー受付が必須です。

そのため、長時間居座る人がいないため公演時間の暑さ指数が31以上の「危険」であれば中止になります。

エントリー受付に当選してもショーが中止になってしまった場合の代替措置がないので、エントリー受付前に暑さ指数を確認して、指標が「厳重警戒」以下の時間帯を選ぶことをおすすめします。

東京ディズニーシーの10分程度のハーバーショーにおいても公演時間の暑さ指数を見ればいいですよ！

パレード

やっかいなのがパレードです。

パレードは長時間場所を確保するゲストが多いことからショーより厳しい基準を持っている傾向です。

そのため、公演時間には危険域でなくても2時間前〜公演時間が危険域であれば中止になるようです。

例を挙げますと上の表は、2023年7月17日(月)の船橋（千葉）の暑さ指数です。

ディズニー・ハーモニー・イン・カラーが公演されるのは17時はオレンジ色の厳重警戒域です。

しかし、この日のパレードは暑さで中止になってしまいました。

「公演するから待機はお控え下さい」というアナウンスをしてもゲストは待機してしまうのが現状です。

そうなってしまうと、ゲストの安全のために中止せざるを得ないのでしょう。

▼最新のショー・パレードの公演時間はこちら！

中止になった際の保証・返金はある？

ショー・パレードが暑さで中止になった場合、パークチケット代については返金されません。

▼過去にはパレードルート陥没でパークチケット未入園処理したことも

エントリー受付に当選された場合においても、特別な措置はありません。

ただし、以下の場合は代替措置があります。

ディズニー・プレミアアクセス

ディズニー・プレミアアクセスは、専用のエリアからショー・パレードを鑑賞できる有料サービスです。

▼ディズニー・プレミアアクセスの詳細はこちら！

ショー・パレードが中止になった場合は、返金を受けることができます。

東京ディズニーリゾートアプリで購入された方は自動でクレジットカードに返金、アプリ以外の現地で購入された方は購入された場所まで行って返金を受ける必要があります。

ガイドツアー

現在、東京ディズニーランドでは40周年イベントの一つとして “ドリームゴーラウンド” ツアーが実施されています。

ガイドツアーは、東京ディズニーランド40周年を迎えるエピソードや見どころをパークを歩きながらキャストさんがガイドしてくれるツアーです。

“ドリームゴーラウンド”ツアーでは、ディズニー・ハーモニー・イン・カラーが専用エリアで鑑賞できます。

こちらは、ガイドツアーがメインなのでパレードが中止になった場合の返金はありませんが、マルチエクスペリエンスを1人1枚発行してもらえます。

マルチエクスペリエンスは、対象アトラクションのプライオリティ・アクセス・エントランスから入場できるチケットです。

人気のアトラクションで使えばコスパ最強のチケットなので貰えたらこれはこれで嬉しいですね。

▼人気アトラクションはこちらで確認！

東京ディズニーリゾート・バケーションパッケージ

東京ディズニーリゾート・バケーションパッケージは、ディズニーホテルとパークチケット、専用の特典がセットになったプランです。

プランに中止になったショーやパレードが含まれていた場合、一部返金を受けることができます。

プランにもよりますが、返金価格は4,000円〜7,000円が妥当な価格です。

使用したクレジットカードまたは銀行口座に返金されます。
（対応方法は個別に問い合わせてください。）

まとめ

今回は東京ディズニーリゾートのショー・パレードが暑さで中止になる基準について紹介しました。

具体的な基準は公表されていませんが、環境省が夏の時期に毎日発表している千葉（船橋）の「暑さ指数」を参考にしている可能性があります。

ショーでは公演時間、パレードでは公演時間の2時間前から公演時間の間にかけて暑さ指数が31以上の「危険」の時に中止になる可能性が高いです。

ショー・パレードを目的の方はこの指数と対象時間帯を参考に入園日を決めると良いでしょう。

入園後、エントリー受付をされる方は、この時間の公演回を避けてエントリー受付をしましょう。
（エントリー受付では中止になった場合の代替措置はありません。）

夏のパークは、人口の集中と照り返しから蒸しっと暑いです。

首から掛ける扇風機はパークの持ち込みが認められているので、首からかけて暑さ対策をしましょう。

携帯用扇風機は、手持ちで邪魔になるので首から掛ける扇風機がおすすめです。

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